2019年04月08日

暗闇のグラデーション

先日、とある方の追悼文を目にして、思わず涙してしまいました。亡くなられた方への様々な思いを超えて、短く、何かを超越した美しさを持つ文章にふれることができて、よかったです。各方面から絶賛の声が多々届いているようで、私などがお名前を上げることがかえって失礼になるかと思います。私も頑張って生きて行こう、そんなことをつぶやきたくなる、今日を生きる勇気をいただいた思いでした。

昨日見た映画も、社会の暗部というか不条理の一端を独自のまなざしで切り取った作品で、人によってはアート系の映画と読んだりするのでしょうか。「最後の希望の片鱗すらも断ち切って行く」的な論評も目にしたり。不条理を絵空事としてではなく、現実感を持って組み立て、描ききる。原作、脚本、監督の皆様の胆力というか、対象を見つめ、そこから創造してゆく。その迫力に圧倒されました。
現実社会にせよ、映画にせよ受取る方によってそれぞれの解釈があるとおもうのですが、私は最後まで一定の強度を保ったまま続く画面に、私の心に寄り添っていただいたように感じて、とても励まされました。

弱い立場におかれた方への距離の取り方が絶妙で、安易に寄り添うこともせず、冷徹かと思われるような距離でありながら、その輪郭を細やかに浮かび上がらせる。そのまなざしの強度にこのような目線で世界を見てくださっている方がある、と思えたからかもしれません。

社会の暗部なんて言い方をしますが、その全てが一様に真っ暗なのではなく、その中にも様々な様相があります。今回の映画が切り取ってくださったのはその中の一つだと思うのですが、切り取られた周囲にあるものの輪郭まで浮かび上がってくるようでした。闇を見つめ、そこから創造してゆくことの強さを改めて感じることができました。

Happy Endで元気をもらう映画もステキですが、痛みを見せてくれるような映画でありながら、私の中のトラウマの1つを解きほぐしてもらったような、目線の向け方に親近感すら覚えるような不思議な映画体験でした。

先日もエスカレータで転んでしまって、ちょっと動く歩道恐怖症です。やはり鉄の階段なので、転ぶと痛い〜。急に止まることが時にあるかもしれないし、手すりに捕まって乗ろうと思いました。
白玉団子.jpg
今日のおやつの白玉団子。遠い未来のことはまだ分からないけれど、今日一日を生き抜いて行こうと思います^^
最後までお読みくださり、本当にありがとうございました☆
posted by e-aprico@杏の木 at 16:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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