2021年05月05日

好きと苦手をくぐりぬけ

好きな物と苦手な物、私の場合、何故か混在していることが多くて、その都度切り抜け方に四苦八苦です。好きだから、やってみたいし、楽しみたいのに、そこに付随するプロセスには、何故か抵抗を感じてしまうことが多いです。

好きで楽しい畑仕事も、例外ではありませぬ。私の場合、畝作りと種まき、そして種の購入と長期計画がとても苦手なようです。ほぼ全部、でもあるのかもしれません。苦手な部分が、あちこちにあるので、そこをいかにこなしてゆくか、毎回知恵を絞っております。

今日も、いよいよ先延ばししてきた種まきに取りかかることにしました。昨年は畑に直まきすることで育ててしまったのですが、育苗の大切さが、ようやっと少しずつ分かってきました。

苦手なら、やらなければ良い、誠にその通りなのですが、畑仕事は楽しいし、何より美味しくって、嬉しい時間なので、続けたいのです。勇気とやる気をぷるぷると震い集めて、今日の午後、ようやく、第二弾の種まきをすることが出来ました。 

苦手な部分に、がっつり取り組んだので、もう終わった頃には心がすり切れそうになっていました。セルトレイ一枚と、10鉢余りを蒔いただけですのに、余りの消耗具合に、自分の事ながら、ほほえましいです。こんなに苦手意識があるのに、よくやったよ、と、自分のことながら、ねぎらいを届けたくなってしまいました。

自分をなんども鼓舞しながらの種まき、知らないうちに緊張で呼吸が浅くなってしまうのでしょうね。何度となく、大きなため息をついて、その都度気分転換です。立ち上がって辺りを見渡したり、文字通り、喜びの舞?を踊って、自分を励ましたり。

もうすぐ行き詰まるな、と、その気配を察知した時には、小さな整頓がとても役に立ちました。ほんの少しの「秩序」を、プロセスの中に取り入れること、が、たくさんに私を励ましてくれました。きれい好きな方からしたら、当たり前のことだと思うのですが、結果に向かって最短距離で進もうとする傾向があるので、立ち止まって、振り返って、整えてゆく、そのプロセスが、とても新鮮でした。きれい好きな方はこんな部分の心地よさをこよなく愛していらっしゃるのかしら、と思いをはせておりました。

まだ分析の途中ですが、苦手の対象と、その部分の受容のプロセス、じっくりと味わってゆこうと思います。

今まだ土の中にいる種の皆さんが、ご健勝でありますように。
ほうれん草の種

写真はほうれん草の花です。小さな花、とても愛おしいです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
posted by e-aprico@杏の木 at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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