2021年05月16日

ドロップ、とける

昨年春も、一枚目の畑を開墾中でした。30坪余りの市民農園なのに、当時はとてつもなく広く感じられていました。そんな時、ラジオ番組を録音した物を、繰り返し聞いていたのですが、その中の一曲が「オーバー ザ レインボー」でした。

どんな悩みも、レモンドロップのように溶けてゆく、というフレーズがとても好きで、スーパーでスイス産のレモンドロップを買ってきたっけ。

今日は、映画、「オズの魔法使い」で、ドロシーを演じた、ジュディ・ガーランドを描いた伝記映画、「ジュディ 虹の彼方に」を録画視聴していました。

イントロの子役時代から、一気に中年のジュディへと移行するのですが、ジュディの姿が、とても愛おしくて、切なくなってしまいました。

有り余る才能に恵まれながら、不器用で、周りとの衝突を起こし、トラブルを繰り返してしまう。危ういところで、精神のバランスを保って、いざステージの上に立つと、観客を魅了してゆく。歌唱力だけではない、危うさやもろさを抱えた、人間JUDYの生き様が歌われているようで、人生を重ねたからこそ歌える、奥行きのある歌唱のように、胸に響きました。

繊細さを抱えたまま、生きている方に出会うと、何て美事な!と毎回感嘆してしまうのですが、この危ういバランスを、美事に体現してゆかれる、その存在感を思い返すだけで、胸が熱くなります。今回の映画で見た、JUDYさんも、その一人になりました。

演じてくださった、トニー・ゼルウィガーさんが、数々の演技賞を受賞したそうですが、さもありなん。あんなに我が儘で、気まぐれで、気むずかしい方。でも、とてもチャーミングで、はらはらしながらも、見守らずにはいられない、そんなJUDYさんの魅力を、彼女自身の解釈を通して、まさに全身で体現してくださっています。細かい体癖など、実際のJUDYさんの映像から参考になさったのだろうと思いますが、彼女の中での咀嚼と理解とが、あの実際の演技に結びついているのだろうと思います。

実際のJUDYさんと、重なる部分もあるかもしれませんが、もしかしたら乖離もあるかもしれない。それを含めた上で、JUDYを演じる、という形で、ご自身の感じるJUDYをスクリーン上で体現してくださった、本当に素晴らしいアートだなぁと思いました。

以前、歌い上げる系の歌唱は少し苦手、と書いたことがありますが、アクターズ・スタジオ的な神経質な演技はどちらかというと苦手だったりします。でも、今回はレニーさんに、惚れました。危ういながらも、ご自分の道を生きた姿に、勇気を頂いた気がします。いまは、圧倒されて言葉になりません。といいつつ、ついアツくなってしまいましたが。
目玉焼きトースト
今朝は古代小麦と大麦を入れた自家製パン。トマトの上には、間引き菜を茹でて乗せてみました。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
posted by e-aprico@杏の木 at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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