2022年01月28日

ハレの日から日常へ

今月は、リハーサルと称して、お祝いご飯が、断続的に続いていました。節目となる記念日だったこともあり、せっかくだから、といつもより、食材もプチ奮発して、手をかけたご飯を作っていました。

当日が過ぎて、数日。やりきった感の充実度とは別に、何かもの悲しさがつきまとっていて、何度もさみしさを噛みしめていました。

もう少し何か出来たのでは、という気持ちなのかと思っていましたが、昨日、その裏側に隠れていた心の動きが、浮かび上がってきました。

いつもより、少し頑張ったつもりかもしれないけれど、お祝いの日でなくても、これ位の手間と時間をかけるべきではないのか、という、自分自身に対する「要求事項」のようです。

年に一度だから、と思って、喜んで用意した食卓も、毎日の義務となると、とたんに憂鬱になってしまいます。それと同時に、出来るはずなのに、やらないのか、と、自分の手抜きに対して、異議を申し立てられてもいるようで。

ハレの日モードの食卓。それほど特別なことをしたわけではなかったのですが、喜んでもらえただけに、これ位の食事は、普段から用意した方がよいのではないか、と、無意識下で、自分自身を責めてしまっていたようでした。

晴れの日の、非日常な空間はとても楽しいです。でも、その喜びから、日常に着地することは、今の私にはまだ難しいみたいです。でも、自分が何故、落ちこんでしまっているのか、その理由の片鱗に思い当たることが出来て、それだけでずっと気持ちが軽くなりました。

生活における、ルーティンって、悲しみにもなり得ますが、心を落ち着かさせること、安心の手触りを感じることで、癒やさせる部分も多分にあると思います。全てが移り変わってゆく世の中で、少しだけしか変わらない部分があるって、とても貴重だなぁとあらためて感じています。
夕日
今月は、沢山の学びを頂いています。自分を無理に急き立てることなく、ハレの日の後に来る、移行期間を、味わってゆこうと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

*2022年1月31日 誤変換一文字、修正いたしました。
posted by e-aprico@杏の木 at 13:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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