でも、いざ自分用を編むとなると、ついつい、もう少し、と欲張ってしまいます。
ようやく、糸と大まかなデザインを決めて、編み始めたというのに、途中で、手が止まってしまいました。初挑戦の編み地だったので、最初はサッと編める物を、と思ったのに、あれもこれも、と要望が膨らんでしまいました。
私の性癖の一つで、終わりが見えてくると、その次をアレコレ妄想し始めてしまうのです。鏡の前で、当ててみたら、もう少しガーリーな雰囲気をだした方が、この編み地に合うのでは、と思えてきてしまって。
必死で、編み目を織っている内は、よいのですが、少し慣れてくると、自分の至らないところが見えてきてしまって、もっと、お手本に近づきたい〜。と思ってしまうのかもしれません。
最近は、動画で、手元のアップを繰り返し視聴することが出来るので、とてもありがたいです。凝視の勢いで、数分眺めていたら、その後の編み目が、ちょっぴりよい方に変化して行きました。少しの変化が、嬉しかったのと同時に、まだまだ美しさからは、ほど遠い、自分の腕前を思って、ちょっと悲しくもなってしまったようです。
絵心が、少ない分、どうしたらよいか分からなくなって、試行錯誤するところまでが、お約束ですね。何だかしっくりこないのだよなぁ、というところまでは分かるので、目に見える成果を急ぐことなく、その時の自分の心が動いた方向へ、ゆっくり進んでみようと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
*2022年2月10日 誤変換一文字修正いたしました。