もともと、あまり器用なたちにできていないので、和裁も、運針が最後までできず、すっかり挫折しました。
それでも、我流ながらも、楽しくて続けてきた縫物。春から、延々取り組んできたワンピース。あと一息のところで、止まってしまっていました。
せっかくなので、そろそろ仕上げたいなぁと、しばらくぶりに縫物を再開しています。
もともとが苦手な部分。すっと、美しい縫い目が出来上がるのではありません。そんな時に、ちょうどよいのが、小さな縫物や、繕い物です。今日は、縫いかけの手っ甲と、継ぎ当てをしておりました。
どちらも、楽しさ重視のプロセスが大きくて、楽しみのための楽しみ、という感じが、とても気に入っています。出来上がりを、ある程度は想像しながら作るのですが、型紙もなし、きちんとしたプロセスもなしで、手の向くまま、気の向くままに、仕上げてゆきます。
あまりに楽しさを優先しすぎて、実用から一歩二歩、とはみ出してしまうことも。今日縫っていた手っ甲も、サイズの塩梅を間違えてしまって、手首のあたりで、クシュッとしております。
先日も、薄暗がりの中で、リメイクをしていて、あまりに乱雑な縫い目に、我ながらびっくりしてしまいました。少し目に付く場所なので、さすがに少しほどいて縫い直すかもしれません。
本当は苦手な部分なのに、かなりかなり頑張って、縫っているのだなぁと、先ほど縫っていた、継ぎあての縫い目をみて、思わず微笑んでしまいました。
針と糸、小さいけれども少しだけ先の未来を、創造している「冒険」なのかもしれませんね。
もう一つ、リメイクを終えたら、いよいよワンピースにとりかかろうと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。