理由がはっきりわかっている「不安」なら、扱いやすいかなぁと思ったのですが、なんだか棚卸でもするかのように、ここ最近の「不安の種」がいくつもむくむく起き上がってきました。
最近は、こんな時も、あまりじたばたせず、ゆるっと受け入れることができています。そうはいっても、不安とともにある真っ最中は、切なくなったり。
今日、浮上するきっかけになったのは、ショパンのピアノ曲でした。彼女ならではの解釈で演奏なさっているようで、解説文を読んだうえで聞かせていただくと、今までなく、彼の絶望と孤独とが、伝わってくるようでした。
ピアノ曲にはあまり詳しくないのですが、新しい見方の一つを教えていただいた気分になれました。楽曲そのものを解釈する、というよりも、ピアニストの方の感じた目線と、その解釈に助けられて、ピアノ演奏に耳を傾けた、という、解説付きの理解でした。それでもその機会を通して、音楽の奥深さを垣間見た思いでした。
よく、悲しいときは、悲しい映画を見て涙を流すとよい、と聞いたりしますが、悲しみを歌った曲にも、同じような効果があるのですね。
私の場合は、まだ、音楽自体よりも、音楽に付随する物語で癒されることが多いのですが、音楽の楽曲事態から、深く人生を味わう方々もあるのでしょうね。ちょっとあこがれちゃいます。
切なくなっても、時に悲しくなったとしても、世界に心を開いてゆけるといいな。
今の、そのままの私を、ゆるっと受け入れてゆこうと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。