滞在時間がいつもより短かったからなのか、この夏は、虫の姿を余り見掛けなかった気がします。
人参の葉を丸裸にするほど大食漢な、揚羽の幼虫さんも、姿を見掛けず。いたら困るカメムシさんまで、見掛けないので、たまに姿を見掛けると、嬉しくなったり。
バッタさんも、余り見掛けませんでした。いつもなら、オンブバッタまで見掛けたのに。
なんだか少し寂しいなぁと思っていたら、今年初のカマキリさんに、ようやっと出会うことが出来ました。
残念ながら、長野の畑で、ではなく、実家の垣根でしたが、スイカズラのツタの近くに、ぬっと大きなカマキリさんが、静かに佇んでおりました。
とても風格のある、どっしりしたカマキリさんと、相対する形で見つめ合った5秒間。この夏のハイライト的な、ステキな瞬間でした。彼らにとって、羽のある背中側が正面なのかしら?身体の色が少し薄めの黄緑が、かえって風格を増していた気がします。
せっかくの機会でしたが、シャッターチャンスは逃してしまいました。心の風景として、時折思い返そうと思います。

写真は、今日出かけた地元のお祭りでの一枚。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。